2017年02月23日

尾鷲グループ2月例会

2月21日(火)19:00より尾鷲商工会議所会議室室にて尾鷲グループ2月例会を開催しました。
今回は講師に、社会福祉法人 理事長 柳誠四郎氏をお招きし、『障害者の就労を考える』をテーマにご講演いただきました。
柳氏は福祉分野に50年従事されており、1976年に尾鷲にて知的障害者の小規模作業所「ひじりの学園」の設立をはじめ、同学園を吸収した尾鷲地区広域行政事務組合立知的障害者通所授産施設「紀北作業所」の所長を務められるなど知的障害者支援を中心に活動を行ってこられました。また2001年には社会福祉法人おおすぎ・知的障碍者更生施設「れんげの里」を立ち上げ、現在は津市城山にも「城山れんげの里」を開設し活躍されています。
柳氏からは福祉社会の歴史的な背景からいまに至るまでの変遷と変化について、ノーマリゼーションの国連総会決議が大きな転機をなり、精神遅滞者はどの人口構成においてもその当然の構成員であるという考え拡がり、閉じ込めておくという風潮からオープンに障害者が持てる力を発揮できる社会へ変化していることをお話しいただきました。
また障害者は標準を決めて対応しようとしても障害特性により異なるため、その人の力をみて障害特性に合わせて指導してあげることが大切であり、企業は利益ラインをしっかりと考えた上で雇用や取組を行なわなければ、成長をつぶすことになり双方にとって良くない状態になってしまう。さらに現代の社会は生きにくくなっており、発達障害なども増加し、社会福祉はこれまで税で足りない部分を補ってきましたが、いまでは企業に負担を求めるようになっていることを指摘されました。
障害者雇用のあり方や対応をはじめ福祉に対する考え方など見直す機会になるとともに、企業はしっかりと利益を意識し、納税することがCSR活動の原点であることを再確認する場となりました。
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2017年01月27日

尾鷲グループ会1月例会

1月25日(水)19:00より尾鷲商工会議所にて尾鷲グループ1月例会を開催いたしました。今回は講師に株式会社キナン 代表取締役会長 角口賀敏氏を講師にお招きし、「企業理念と私の夢」〜地域社会貢献活動を通じて〜をテーマにご講演いただきました。
1974年に創業され一代で年商300億のキナングループを築かれた角口会長は、「人がいてこそ商売が成り立ち、人が残る地域づくりが必要であること」そして「良い町には良い企業が存在すること」ことに気づきかれ、敢えて新宮に本社を残し地域に貢献できる企業づくりに取り組んでこられました。
また勝ち残る企業の経営戦略として、これまでの経営を通じて学ばれた教訓と価値観についてもお話しいただきました。
経験を通じて磨かれたそれらのお話は、まさに同友会で提起されている強みを生かした経営や共に育つ(共育)の理念、地域と共に歩む中小企業のあり方であり、実践されてきた角口会長ならではの重みと説得力のある講演となりました。
最後に、「これからの時代、同じお客や社員・時間・資産で経営をしていては売上は下がる。これからは知恵と工夫が必要であり、利益の量と知恵の量は比例する」という至言をいただきました。
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2016年09月13日

尾鷲グループ9月例会

image1.JPGimage2.JPG9月13日16時から、大台町にある元坂酒造(株)にて尾鷲グループ9月例会を開催しました。
今回は企業見学例会として、中勢支部会員であり、先の伊勢志摩サミットでも使用された酒屋八兵衛の蔵元 元坂酒造を訪問し、蔵の見学と元坂新社長よりお話しを伺いました。
季節的にお酒の仕込みには少し早く、本格的な仕込みシーズンに向けた準備が進められているところではありましたが、築200年を超える趣のある蔵をはじめ、これから仕込みが行われる設備と工程の説明に歴史ある酒造りの奥深さを感じるとともに、参加者からは感嘆の声がもれました。
また見学後には、こちらも築120年を数える座敷に案内していただき、清酒業界の変遷と時代の変化への対応について報告いただきました。
かつては二級酒が大工の日当と同じであった清酒も機械化による大量生産により供給過多になり、ビールや焼酎・洋酒などの多様化から市場が縮小し、値引き競争が加速していきました。こうした中で従来の「東獅子」「五十鈴川」というブランドから現在の「八兵衛」にブランド転換を図り、値引き競争からの脱却と県内販売の強化に取り組りくんでこられました。
東日本大震災以降、日本酒への趣向回帰起こり地酒に対する関心が高まるとともに、和食ブームやサミット効果もあり県外や海外へも販路が広がっています。
とはいえ、元坂社長が引き継いだ時には60社以上あった県内の酒蔵も今は34社に減少。まだまだ厳しい状況の中ではありますが、蔵元の歴史と事業の継承を考え、6年前に戻られたご長男と今年の仕込みの準備をすすめてみえました。
また最後に酒屋八兵衛を試飲させていただき、お話しと合わせて元坂社長の作り手としてのこだわりも堪能させていただきました。
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2016年08月11日

尾鷲グループ8月例会

image1.JPGimage2.JPG8月9日(火)19時より尾鷲商工会議所にて尾鷲グループ8月例会を開催しました。
今回の例会は、グループメンバーである日本土木工業(株)常務取締役 垣本美和氏が問題提起者となり、『永続する企業とするための人に係る問題』をテーマに自社の社員の年齢構成から10年後、20年後を想定し、若手採用の必要性感じている一方で、採用活動に取り組んでいても人材が集まらないという現状にあること。そのため働く社員が魅力をを感じるために社員に自社の評価をヒアリングした結果などをもとに提起していただき、参加者全員で企業として永続していくためにどうのような対応が必要なのかディスカッションを行いました。
若年者人口減に加え進学により地元離れにより、高校卒業時点で地域企業に就職する数は東紀州地域で約600人、企業からの求人を充足するには明らかに不足している現状にあることや、域外に人材を求めるには労働環境や待遇面を改善し、より求人競争の厳しい都市部に出なければならない。こうした現実と向きあい、いつかではなく今すぐにでも改善に向けた行動を起こすことが必要であるとの認識が深められました。
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2016年07月13日

尾鷲グループ7月例会

7月12日(火)19:00より尾鷲商工会議所にて、尾鷲グループ7月例会を開催しました。今回は講師に尾鷲市梶賀地区にて地域おこし協力隊として活動をされている中川美佳子氏をお招きし、「地方復活への挑戦」〜梶賀からの挑戦〜をテーマに地域おこしに向けた事業「梶賀町まちぐるみビジネス 梶賀網元ノ家プロジェクト」についてご講演いただきました。
中川氏は今年3月に出身地である三重に戻り、地域おこし協力隊として尾鷲市梶賀町に入られました。梶賀町は漁業を主産業とした107世帯、人口178人の小さな町です。高齢化率はここ5年で10ポイントも上昇し58%と高く、若者が町を出ていき、新たな事業の息吹もない中で、中川氏を含めた2名の地域おこし協力隊が、地元の伝統保存食「あぶり」を活かし地域に新たな産業を創るというミッションを受けて地域おこしに挑戦してみえます。
地域おこし協力隊は、一般的なボランティアではなく任期が定められているため、任期後にも事業が継続する仕組みづくりや収益性・成長性・即時性を意識し、地域住民の方との交流と連携に取り組まれています。しかし保存食という点からも域外への展開には消極的で収益についての意識にも温度差があり、こうした考え方のズレや次代へとつなぐという継続性についての意識のすり合わせに多くの時間を費やされています。経営においても社員と考え方やビジョン・方針の共有が重要であるように地域づくりにおいても関わる人たちとの意識や考え方のすり合わせが重要であることをお話しいただきました。
また空き家をリユースした物販・飲食・イベントなどの拠点として「網元ノ家」の改築をすすめられており、今後の事業展開に向けて生産量の拡大と設備の確保、また事業に関わる人材の増員など課題点を挙げられました。
講演後の質疑応答では、参加者から地域おこし協力隊への質問をはじめ、地元の課題に対する相談や挙げられた課題へのアドバイスや提案など意見が交わされました。
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posted by 事務局 at 10:10| Comment(0) | 尾鷲グループ活動