2016年09月13日

尾鷲グループ9月例会

image1.JPGimage2.JPG9月13日16時から、大台町にある元坂酒造(株)にて尾鷲グループ9月例会を開催しました。
今回は企業見学例会として、中勢支部会員であり、先の伊勢志摩サミットでも使用された酒屋八兵衛の蔵元 元坂酒造を訪問し、蔵の見学と元坂新社長よりお話しを伺いました。
季節的にお酒の仕込みには少し早く、本格的な仕込みシーズンに向けた準備が進められているところではありましたが、築200年を超える趣のある蔵をはじめ、これから仕込みが行われる設備と工程の説明に歴史ある酒造りの奥深さを感じるとともに、参加者からは感嘆の声がもれました。
また見学後には、こちらも築120年を数える座敷に案内していただき、清酒業界の変遷と時代の変化への対応について報告いただきました。
かつては二級酒が大工の日当と同じであった清酒も機械化による大量生産により供給過多になり、ビールや焼酎・洋酒などの多様化から市場が縮小し、値引き競争が加速していきました。こうした中で従来の「東獅子」「五十鈴川」というブランドから現在の「八兵衛」にブランド転換を図り、値引き競争からの脱却と県内販売の強化に取り組りくんでこられました。
東日本大震災以降、日本酒への趣向回帰起こり地酒に対する関心が高まるとともに、和食ブームやサミット効果もあり県外や海外へも販路が広がっています。
とはいえ、元坂社長が引き継いだ時には60社以上あった県内の酒蔵も今は34社に減少。まだまだ厳しい状況の中ではありますが、蔵元の歴史と事業の継承を考え、6年前に戻られたご長男と今年の仕込みの準備をすすめてみえました。
また最後に酒屋八兵衛を試飲させていただき、お話しと合わせて元坂社長の作り手としてのこだわりも堪能させていただきました。
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2016年08月11日

尾鷲グループ8月例会

image1.JPGimage2.JPG8月9日(火)19時より尾鷲商工会議所にて尾鷲グループ8月例会を開催しました。
今回の例会は、グループメンバーである日本土木工業(株)常務取締役 垣本美和氏が問題提起者となり、『永続する企業とするための人に係る問題』をテーマに自社の社員の年齢構成から10年後、20年後を想定し、若手採用の必要性感じている一方で、採用活動に取り組んでいても人材が集まらないという現状にあること。そのため働く社員が魅力をを感じるために社員に自社の評価をヒアリングした結果などをもとに提起していただき、参加者全員で企業として永続していくためにどうのような対応が必要なのかディスカッションを行いました。
若年者人口減に加え進学により地元離れにより、高校卒業時点で地域企業に就職する数は東紀州地域で約600人、企業からの求人を充足するには明らかに不足している現状にあることや、域外に人材を求めるには労働環境や待遇面を改善し、より求人競争の厳しい都市部に出なければならない。こうした現実と向きあい、いつかではなく今すぐにでも改善に向けた行動を起こすことが必要であるとの認識が深められました。
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2016年07月13日

尾鷲グループ7月例会

7月12日(火)19:00より尾鷲商工会議所にて、尾鷲グループ7月例会を開催しました。今回は講師に尾鷲市梶賀地区にて地域おこし協力隊として活動をされている中川美佳子氏をお招きし、「地方復活への挑戦」〜梶賀からの挑戦〜をテーマに地域おこしに向けた事業「梶賀町まちぐるみビジネス 梶賀網元ノ家プロジェクト」についてご講演いただきました。
中川氏は今年3月に出身地である三重に戻り、地域おこし協力隊として尾鷲市梶賀町に入られました。梶賀町は漁業を主産業とした107世帯、人口178人の小さな町です。高齢化率はここ5年で10ポイントも上昇し58%と高く、若者が町を出ていき、新たな事業の息吹もない中で、中川氏を含めた2名の地域おこし協力隊が、地元の伝統保存食「あぶり」を活かし地域に新たな産業を創るというミッションを受けて地域おこしに挑戦してみえます。
地域おこし協力隊は、一般的なボランティアではなく任期が定められているため、任期後にも事業が継続する仕組みづくりや収益性・成長性・即時性を意識し、地域住民の方との交流と連携に取り組まれています。しかし保存食という点からも域外への展開には消極的で収益についての意識にも温度差があり、こうした考え方のズレや次代へとつなぐという継続性についての意識のすり合わせに多くの時間を費やされています。経営においても社員と考え方やビジョン・方針の共有が重要であるように地域づくりにおいても関わる人たちとの意識や考え方のすり合わせが重要であることをお話しいただきました。
また空き家をリユースした物販・飲食・イベントなどの拠点として「網元ノ家」の改築をすすめられており、今後の事業展開に向けて生産量の拡大と設備の確保、また事業に関わる人材の増員など課題点を挙げられました。
講演後の質疑応答では、参加者から地域おこし協力隊への質問をはじめ、地元の課題に対する相談や挙げられた課題へのアドバイスや提案など意見が交わされました。
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2016年06月14日

尾鷲グループ6月例会

6月13日(月)19:00より尾鷲商工会議所にて尾鷲グループ6月例会を開催しました。先月に引き続き講師にゆみ社会保険労務士事務所 代表 國安院ゆみ氏をお招きし、『労働力人口減少時代における人事戦略のあり方』〜多様な人財の活用と生産性向上の両立を目指して〜をテーマにご講演いただきました。
前回の振り返りとしてワークライフバランスや女性活躍推進が云われる背景にある現状をしっかり把握することが重要であることから、求人倍率の上昇と労働力人口の急激な減少、そして日本が人口ボーナス期から人口オーナス期に移り、かつ生涯未婚率の上昇により今後育児休業よりも男性による介護休業取得が増加する大介護時代が訪れることを念頭に、企業としていかに人財を確保し、求職者から選ばれる企業になるかを考え経営していくことが、これからの時代を生き残る上で、重要な要素となっています。
ワークライフバランスの本質とは働き方の改善であり、多様な人財を活かして生産性を高めていくために固定概念を取り払い柔軟に考えていくことが大切です。そして国が力を入れて取り組みをすすめている今こそ企業としても変革を図るチャンスであるとお話しいただきました。
いまは様々な助成金制度も設けられており、企業の大小にかかわらず取組がすすめられています。こうした制度の活用をはじめ企業として働きやすい環境の整備と選ばれる企業になるための変革に向けた経営者自身の本気の決意が必要であることをご指摘いただきました。
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2016年05月10日

尾鷲グループ5月例会

5月9日(月)19:00より尾鷲商工会議所にて尾鷲グループ5月例会を開催しました。
今回は講師にゆみ社会保険労務士事務所 特定社会保険労務士 の國安院ゆみ氏(北勢支部会員)をお招きし、『経営戦略としてのワークライフバランス』〜女性の持つ能力を信じて、仕事を任せてみませんか?〜をテーマにご講演いただきました。
近年、国をはじめ三重県においても重点課題して挙げられ、様々な政策が打ち出されているワークライフバランス。今回は何故いまワークライフバランスがさけばれているのかについて、時代の変化による価値観の変化と(労働力)人口問題から今後の経営に及ぶ影響を分かりやすく解説していただきました。
生涯未婚率の上昇と晩婚化による大介護時代が訪れることで、介護を理由に休職するベテラン層の増加や育児と介護が同時進行などから、企業は個人に依拠した仕事の仕方では立ち行かなくなることが予想されています。また人口オーナス(減退)期にある日本では、人口ボーナス(増加)期のカルチャーから抜け出せないままでは、働き方の評価や価値観をはじめ多様性への対応にズレが生じていることが指摘されました。
これからの時代においては、企業として優秀な人材をいかに社内に確保するかを考えた経営が重要であり、経営戦略の中にワークライフバランスを取り入れ、固定概念に縛られない多様な働き方や労働環境の整備をはじめ女性と高齢者の活用推進を図っていくことが必要であり、そうした社内の改革に向けて、経営者自身が明確に宣言として打ち出し、粘り強く取組を続けていくことが大切であるとお話しいただきました。
いまは行政が注力して取組をすすめている時期であり、様々な支援制度が打ち出されています。子育て紗ポート企業認定「くるみんマーク」や仕事と介護の両立支援シンボルマーク「トモニン」など新たな認定・登録制度も始まっており、大手企業を中心にその取り組みは拡がりはじめています。ISOなどの認定のように今後こうした取組をすすめる企業が選ばれる企業の要素の1つになることも考えられます。参加者からは具体的な制度の活用方法や取組の進め方などについての質問が出され、時間が足りず次回も継続したテーマとして取り上げることとなりました。
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posted by 事務局 at 20:40| Comment(0) | 尾鷲グループ活動