2018年03月29日

尾鷲グループ3月例会

 3月27日(火)19:00より尾鷲商工会議所にて尾鷲グループ3月例会を開催しました。今回は講師に片山総合法律事務所尾鷲事務所に赴任された小林大輝弁護士を講師にお招きし、『法律の使い方』をテーマにご講演いただきました。
 法律が記された六法全書。多くの方が弁護士はそのすべてを覚えているとイメージされますが、実際に覚えることは困難であり、多くの弁護士は確認するものとして活用されています。中には極めてシンプルな条文が記されているだけで、その文面だけで様々な事件やトラブルを判断することはできないため、法律の解釈が必要となります。条文に中で使われている言葉の具体的な意味を明らかにし、誰もが納得のいく結論に導いていきます。誰もが納得のいく結論とは、@論理的な理由付けがなされていること、A社会の常識からして妥当な結論であることのバランスがとれいることを指しますが、社会の常識というのは時代によって変化をしていきます。そのため時代に合った形に法律が改定され、裁判での判例・ジャッジも変化していきます。
 今回は刑法・民法の2つのケースをモデルに実際に弁護士がどのように考え、判断していくのかを段階ごとに解説いただきました。法律とは社会の秩序を守るためのルールであり、時代の変化と人々の意識の変化によりルールは変わること、そして法律は細かく限定された条文ではなくシンプルな表記がされているためその解釈も時代によってことなるという基本的なことを理解しておくことが大切です。
 最後に民法が改正される中で、経営者として注目しておくポイントとして@消滅時効規定の見直し、A保証ルールの見直しの2点について紹介いただきました。質疑応答の中では法律に関する質問だけでなく、尾鷲に赴任されたばかりで初めての講演となる小林氏個人への質問も投げかけられ、地域の方とのつながりが芽生えた例会となりました。
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2018年02月28日

尾鷲グループ2月例会

 2月27日(火)19:00より尾鷲商工会議所にて、尾鷲グループ2月例会を開催しました。
 今回は講師に東海財務局津財務事務所 理財課長 田渕祐樹氏をお招きし、『中小企業への円滑な資金供給や経営課題の解決支援に向けた取組・施策』をテーマにお話しいただきました。
 冒頭に財務事務所の業務について説明いただいた後、地域金融機関の現状と課題について解説いただき、金融庁の指導のもと地域密着型金融への取組がすすめられる中、地域銀行の経営状況が貸出金利などの本業での収益性が低下していることや資産査定中心の健全性評価の偏重を是正し、企業の将来性を評価する事業性評価に基づく融資の促進や企業へのコンサルティングなどのサービス提供強化など対応の変化についてお話しいただきました。
 その中で紹介された経営者保証に関するガイドラインについては制度開始から3年余りが経過しつつも周知がすすんでおらず、参加者のほとんどが認識していなかったこともあり、経営者の個人保証の解除に関わることから、参加者の関心も高く多くの質問がありました。
 経営者保証に関するガイドラインの適用については、@会社と個人が明確に分離されていること、A財務状況が安定していること、B適時適切な報告がなされることが条件であること、また事業性評価においては市場性や利益性・計画性などの項目から各金融機関で事業性評価シートを作成されていますが、一番重視されるのは共通して経営者のリーダーシップや先見性といった資質であるとご説明いただきました。
 今回お話しいただきました金融機関の変化を通じて、改めてこれからの時代を生き抜く上で経営者自身の姿勢と資質と経営力が問われていることを実感する例会となりました。
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2017年08月30日

尾鷲グループ8月例会

8月29日(火)19:00より尾鷲商工会議所にて尾鷲グループ8月例会を開催しました。今回は三重県尾鷲農林水産事務所 所長 太田憲明氏を講師にお招きし、『職場づくりから人口減対策』〜未来への挑戦〜をテーマにご講演いただきました。
地域の産業や特性と人口動態を確認した上で、人口減少が昔からの土地では低く、新たな産業によって興った住宅地域で大きく減少している特徴が紹介されました。また尾鷲農林水産事務所の組織及び取組活動を含め、農業・水産業・林業それぞれの分野における地域としてのモデルケースを事例として紹介していただきました。いずれの事例も地域で若者が働く職場づくりが定住化を促し、地域内流通が生まれ、新たなニーズや付加価値のある商品・サービスの掘り起こしにつながっており、その地域自体の活性化が図られています。
太田所長は、三重地方創生コンソーシアムや東紀州若者応援ネットワーク(仮称)、一般社団法人未来の大人応援プロジェクトなど地域の若者を対象とした活動にも取り組まれており、若者にいろいろな働き方や地域の魅力ある企業を伝えるとともに、地域における働く場の確保するために大人や企業の啓蒙促進と支援活動を行ってみえます。
これらの活動を通じて、若者に対して地域の魅力や仕事にいかに目を向かせ、それぞれの仕事の魅力をいかに伝えていくかが重要なポイントであることをお話しいただきました。そしてこの点は企業が人材を確保していく上でも共通した課題であり、しっかりとした経営計画と助け合い人が育つ組織づくりが必要であることが確認された例会となりました。
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2017年06月22日

尾鷲グループ6月例会

6月20日(火)19:00より尾鷲商工会議所にて尾鷲グループ6月例会を開催しました。今回講師に11日の尾鷲市長選挙に当選された加藤千速新市長をお招きし、「次期尾鷲市長の想い」をテーマに講演いただきました。
いまの人口から将来的に減少することは避けられない現実とした上で、現在の尾鷲市が抱える財政問題を立て直すことが最大の課題であるとし、克服に向けて果敢なチャレンジと決断が必要であること、また自らが率先して行動していくこと決意としてお話しいただきました。
これまでの経験また経営に携わってこられた中で得られた知識を活かし、再生に向けた具体的なビジョンについて説明されました。ビジョンの柱にはは地場産業の再生が不可欠とし、特に水産分野に力点をおいて港の整備や担い手育成、付加価値の創造とブランド化とPRに取り組むことを掲げられました。また市の中核施設である火力発電所の活用再生は尾鷲の浮沈にかかわる問題と位置づけ、市民運動として中部電力と折衝にあたることが挙げられました。また市民の命を守る病院や災害に対する対策など多岐にわたっての施策・ビジョンをお話しいただきました。
講演後のディスカッションでは、尾鷲が変わるチャンス(潮目)であり、この機を逃すと今後20年は来ないと加藤新市長体制での地域再生と変革を支援し、協力して取り組む前向きな意見が多く交わされました。
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2017年05月10日

尾鷲グループ5月例会

5月9日(火)19:00より尾鷲商工会議所にて尾鷲グループ5月例会を開催しました。
今回は講師に有限会社北村商店 代表取締役 北村豪氏をお招きし、「尾鷲の水産業と有限会社北村商店の歴史」をテーマに、3代目を引き継ぐまでのご自身の歩みと祖母方の家から始まった自社の歴史と変遷を第1部とし、尾鷲の水産業の現状と課題点、これからの自分の役割を第2部としてお話しいただきました。
北村氏が「人は1秒で変わる」と言われた通り、それまでどこか受動的なスタンスだった仕事に対して、26歳での転機をきっかけに行動が一変し、自社の市場開拓を自らが率先して推し進め、次々と新たな取引先や商品を拡げていかれました。30代前半までは自社の成長に注力し、まい進されてきました。
そしてその頃から地元水産業で組織される組合活動にも参画し役務を担うようになり、自社だけの立ち位置だけでなく地域産業の担い手としての立場からの目線と思考が芽生え、業界の課題や問題点についても改革の取組をすすめてこられました。
30代40代は若手といわれるが、フランスでは30代の大統領が生まれ、銀行でも30代の支店長が活躍する時代になっている。本来であれば自分を含めこれからの時代を担うこれらの世代がもっと活躍する場に出ないといけない。いまだに自分の親世代が中心の尾鷲の水産業の現状を変えていきたいと熱い思いを語っていただきました。
講演後のディスカッションでは、人が変わるときは一瞬。そのきっかけには夢が持てるかということが大きな要因であり、そうした夢が持てる組織や実現を目指せる仕組みが会社においても重要であることが話し合われました。
また北村氏からは講演とディスカッションを通じて自分自身のやるべきことが整理でき、自分の夢や想いを周りの同世代や下の世代に伝えて新しい動きをつくっていく新しい目標ができたとお話しいただきました。
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